一人暮らしでも「聞こえ」はとても大切 ― ご家族の思いがつないだ補聴器相談
認定補聴器技能者の吉川ひろみです。
耳鼻科からのご紹介で、お嬢さまとご一緒にご来店くださった80代後半の奥様。
ご主人様は現在施設に入所されており、奥様はお一人暮らしをされています。
今回は、ご本人・ご家族・耳鼻科が連携した補聴器相談の大切さを感じた事例をご紹介します。
耳の状態によって補聴器の合わせ方は変わります
診察の結果、左耳の外耳道に炎症の所見があり、
右耳のみ補聴器を装用する指示が出ていました。
このように、
・外耳道
・鼓膜
・耳の炎症や疾患
の状態によって、補聴器の装用方法は大きく変わります。
そのため、補聴器を初めて装用される際は、必ず耳鼻科での診察が大切です。
「一人暮らしだから大丈夫」…本当にそうでしょうか?
「テレビの音を大きくすればいい」
「周りが少し大きな声で話してくれれば聞こえる」
そう思われる方も少なくありません。
しかし実は、一人暮らしだからこそ“聞こえ”はとても重要です。
- 頼みごとや相談がうまく伝わらない
- 会話を避けるようになる
- 聞こえない状態が長く続く
こうした状況は、生活の質の低下や認知症リスクにもつながる可能性があります。
補聴器を勧めたのは、施設にいるご主人様でした
補聴器の相談を勧められたのは、
実は施設に入所されているご主人様でした。
面会のたびに、奥様が何度も聞き返される姿を見て、
「補聴器をつけた方がいいんじゃないか」と心配されていたそうです。
お嬢様も以前から聞こえを気にされており、
ご家族皆さまの思いやりが、今回の来店につながりました。
家族関係が良好なほど、
聞こえの変化に気づきやすく、補聴器も受け入れやすいと感じます。
試聴で実感された「聞こえる安心感」
店頭で補聴器を試聴していただくと、
第一声は「よく聞こえる!」でした。
その後、貸出試聴をご利用いただき、
さっそく施設へ面会に行かれた際には、
「主人との会話が、とてもよく聞こえました」
とうれしいご感想をいただきました。
難聴は少しずつ進行するため、
ご本人は気づかないうちに我慢していることが多いものです。
補聴器で聞こえを体感すると、その違いに驚かれる方が多くおられます。
ご家族の思いやりは、補聴器に慣れる力になります
補聴器は「つければすぐ終わり」ではなく、
少しずつ音に慣れていくことが大切です。
今回のように、
ご本人を気遣うご家族の存在は、
補聴器に慣れていく過程にとても良い影響を与えてくれます。
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