補聴器をつけているのに聞こえない ― ご夫婦で向き合った「聞こえ」のご相談
小柄な奥様。左耳に補聴器をつけておられましたが、あまり聞こえていないご様子でした。
心配されたご主人様が補聴器をよく見ると、本体が割れてテープで補強された状態。
「代わりに集音器を買ってあげたけれど、“うるさい”と言って一回使っただけで…」
そんなご相談から、今回の補聴器相談が始まりました。
集音器が合わなかった理由
奥様は中~高度難聴のご様子でした。
集音器は家庭用機器で、
✔ 軽度の聞こえづらさ
✔ 一時的に音を大きくしたい場面
に使うものです。
そのため、
中~高度難聴の方が使うと、
必要のない周囲の音まで大きくなり、「うるさい」と感じやすいのが現実です。
奥様のお言葉は、まさにその通りでした。
今までと同じ「電池式」で安心して使える補聴器を
これまで電池式の補聴器を使われていたため、
「同じように使える方が安心」とのご希望から、今回も電池式補聴器をご注文いただきました。
また、奥様の耳は
・耳穴がとても小さい
・奥に向かって細くなっている
という特徴がありました。
イヤモールドで、やさしくフィットする耳栓づくり
耳にしっかり合うよう、**イヤモールド(オーダーメイドの耳栓)**を作成しました。
音口は、ほんのり桜色に。
「奥様らしく、かわいらしく」と、みんなで相談しながら決めました。
その様子を、
ご主人様は終始、奥様を大切に思いながら一緒に聞いてくださっていました。

「これは俺の反省文やなぁ…」ご主人様のひと言
補聴器と一緒にお渡ししている
**「ご家族の方へ」**の用紙をご覧になったご主人様が、
「これは俺の反省文やなぁ…」
と、しみじみおっしゃった姿がとても印象的でした。
その瞬間、
「夫婦って本当にいいな」と、心から感じました。
半年後、あの時決断してよかった
半年が経ち、奥様は足が悪くなり、ご来店が難しくなりました。
現在は、ご主人様がメンテナンスに通ってくださっています。
「あの時に購入しておいて、本当によかった」
そう言っていただけたことが、何よりの励みです。
「聞こえにくさ」は、心と脳を疲れさせます
聞こえにくい状態は、不安な気持ちを生みます。
一人で一生懸命話を聞こうとすることは、脳にも大きな負担がかかります。
ご家族が一緒に話を聞いてくださることで、
ご本人の気持ちは楽になり、安心につながります。
難聴は、ご本人だけでなく、家族みんなで向き合う課題です。
📞 補聴器のご相談・聞こえのチェックは【お電話で】
さくらい補聴器 聞こえの相談室(奈良県桜井市)
☎ 0744-35-6736
営業時間:10:00〜17:00
定休日:水曜・木曜
ご家族と一緒のご相談も大歓迎です。
「ブログを見ました」とお伝えいただくとスムーズです。


