軽度難聴にも補聴器が便利な80代

奈良県桜井市のさくらい補聴器「聞こえの相談室」ブログをご覧いただきありがとうございます。毎週、金曜日に更新をしています。

お嬢さまのいる桜井市にご夫妻で引っ越してこられたお客様。娘が近くにいるなんて、なんてお幸せなことでしょう。「最近テレビの音が大きいのと違う?」そんなことにも気づいてもらえます。でもご主人様は聴力が低下しているなんて、思っておられませんでした。が、実は奥様も感じておられ、さらに娘さまの言葉には説得力?があります。耳鼻科に診察に行かれ、当店にお越しくださいました。

加齢による難聴は高音域から低下が始まります。しかしご主人様はそんなに悪くなく、言葉の聞き取りもとても良い成績です。耳鼻科の先生からも、「ちょうど始めるなら今です」と軽度難聴のご診断。ニュースの文言がきちんと聞こえることがお好きなご主人様、ご自宅の試聴で「確かにテレビがよく聞こえる!」と驚きになられ、常用されることになりました。

だれにでも起こりうる高齢化に伴う「生理的な老化」があります。それが進行して身体精神機能が低下することで有害な症状を引き起こされることを「老年症候群」と呼ばれ、この中に難聴も入っています。「高齢者特有の疾病=老年病」とは違いますが、難聴はコミュニケーションに影響を及ぼし、認知機能など日常生活に問題が派生すると言われています。

「生理的老化」は発現時期や程度に個人差があるため、90歳でも維持される方もおられますが、「老年症候群」の段階に至っていることに気づいておられない方も多いです。

補聴器の目的はコミュニケーション障害の改善認知機能低下のリスク回避言葉の聞き取りの向上など、元気で楽しい人生を送るための有効な手段です。(認定技能者第Ⅱ期養成課程テキストより)

どんな病気でも、「若い方の軽度」と「高齢になってからの軽度」は違うと思います。若い方は他の部分で補うことが出来ても、高齢になるほど他にも疾病を持っていて、それらが影響することがあります。また、問題がなくても何か急な変化で環境が変わり、今のままを維持するのが難しいこともあります。

私の耳は大丈夫かな?と思われましたら、まずは耳鼻科受診をおすすめいたします。

今月の補聴器相談会は10月15日(火)・28日(月)です。
ご予約は℡ 0744-35-6736まで。


※補聴器は、使用開始前に適切なフィッティング調整が必要です。
※適切なフィッティング調整とは、補聴器の選択・調整・補聴器による聞こえの確認や評価で、これらによって効果が発揮されます。
※装用者のきこえの状態によっては、その効果が異なる場合があります。

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