機械音が大きい工場で聞こえづらくなったお客様

奈良県桜井市のさくらい補聴器「聞こえの相談室」ブログをご覧いただきありがとうございます。毎週、金曜日に更新をしています。

お仕事は工場のため、日常的に大きな音を聞いておられた40代のお客様。2年前に片耳が聞こえにくくなり、耳鼻科に行ったものの「もう片方は問題ないし・・・」とそんなに心配にはなってなかったそうです。しかしその1年後に「あれ?聞こえている方も何かが違う・・・」と耳鼻科受診、治らないと言われましたとご相談にいらっしゃいました。

これは以前の新聞記事ですが、「工場の機械音や工事音に長期間さらされる」ことで聴力が落ちることを騒音性難聴といいます。一種の職業病といえるかもしれません。これには対策が必要です。Kさまはまず、大きな機械音をそのまま耳に入れないよう、マフというヘッドホンを使われることにされました。騒音の研究機関小林理学研究所によりますと、騒音レベルが85dB以上の職場では、聴力防止のために必要に応じて「耳栓」や「イヤーマフ」などの装用を示唆しております。(マフの一例)

そして仕事以外の日常では補聴器を使うことにされました。Kさまの場合は、聞こえやすい右耳に補聴器を着けて言葉のメリハリを補うよりも、全体的に悪い左耳を大きく増幅する方が、360度聞こえる方向も分かりやすく、一生懸命に耳をすまして聞かなくても楽に聞こえると、ご自宅で試してもらいながら補聴器をお選びになられました。

色は黒。最近はいろいろな色があり、「聞こえにくいからつけてるねん!」と自慢してもらえるようなカッコいい補聴器がたくさんあります。右の器機はリモコンです。手元で音量調整も出来るのでとても便利です。最初にお見えの時はご不安がいっぱいあったご様子なのと、相手の話をじーっと聞き取るご苦労が垣間見えましたが、この補聴器を着けると「普通に聞こえる!」とお顔が晴れやかになられたのを感じました。車に乗っても「今までウインカーが聞こえてなかったのが分かった」と以前聞こえていたことがどんどん再現されてるご様子です。

こちらに騒音性難聴の予防について書いてあります。
・騒音には耳栓を使う
・音楽などを長時間聞き続けることを避け、休息をとる
・定期的に聴力検査を受ける
・ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンなどを使い、音量を下げる
・耳を密閉するイヤホンの代わりにヘッドホンなどを選ぶ
サブタイトルに「若者2人に1人発症リスク」と書いてありました。

それでも聴力が落ちて補聴器が必要になった場合は、カッコいい補聴器がありますのでご相談くださいね。

※補聴器は、使用開始前に適切なフィッティング調整が必要です。
※適切なフィッティング調整とは、補聴器の選択・調整・補聴器による聞こえの確認や評価で、これらによって効果が発揮されます。
※装用者のきこえの状態によっては、その効果が異なる場合があります。


お客様と一緒にここ奈良県桜井市で30年。
じっくりゆっくり補聴器Lifeに慣れるようサポートいたします。

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今月の補聴器相談会は6月10日(月)・24日(月)です。
ご予約は℡ 0744-35-6736まで。

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