補聴器を両耳につけていても聞こえにくい ― 90代女性のお悩み事例
聴覚障害者手帳4級をお持ちのお客様。
片耳は耳鼻科で、もう片耳はメガネチェーン店で補聴器を購入され、両耳とも装用されていましたが、
「それでも聞こえにくい」と耳鼻科からのご紹介でご来店されました。
ご相談のきっかけは、ご家族の心配から
今回ご相談くださったのは息子様。
片方の補聴器は10年以上前のもので、
「古い補聴器を最新のものに替えれば、もう少し聞こえが良くなるのではないか」
というご相談でした。
お客様は90代を超えていますが、お一人暮らしでとてもお元気。
朝はNHKのニュースを見て、相撲や野球も大好き。
地域の奉仕活動でご飯づくりのお手伝いもされる、活発な奥様です。
「言葉の聞き取り」が50%以下という現実
測定の結果、このお客様の言葉の聞き取り(語音明瞭度)は50%以下でした。
そのため、
・聞こえた言葉を頭の中でつなぎ合わせ
・推測しながら内容を理解する
という、とてもご苦労の多い聞き取り方をされていました。
特にお困りだったのが、
病院で先生のお話をもっと正確に聞き取りたいという点でした。
最新の補聴器=必ず聞き取れる、ではありません
最近の補聴器は、
・雑音抑制
・騒がしい場所での快適さ
に優れています。
しかし、「言葉の聞き取り」が50%以下の場合、
雑音を減らすだけでは、言葉の理解が大きく改善しないケースも少なくありません。
そのため、今回は「別の方法」をご提案しました。
ポケット型補聴器という選択肢
病院での診察場面を想定し、
ポケット型補聴器で、先生の声をマイクで直接拾う方法を試していただきました。
すると、
「先生の言葉が、ダイレクトに耳に届いて聞きやすい」
と、はっきり違いを実感されました。
「使い分け」が、無理のない聞こえにつながる
最終的には、
- 普段の生活 → 今までの補聴器
- 病院など、特に聞き取りたい場面 → ポケット型補聴器
という使い分けをご提案。
総合支援法を利用し、ポケット型補聴器を支給されることになりました。
補聴器は「一つですべて解決」ではなく、
生活場面に合わせて選ぶことが大切です。
年齢ではなく「生活」を見る補聴器選び
90代でも、
・一人で暮らし
・趣味を楽しみ
・人との関わりを大切にされている
そんな方だからこそ、
「聞きたい場面で、聞こえること」が生活の質につながります。
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さくらい補聴器 聞こえの相談室(奈良県桜井市)
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