耳あな型が難しかったなら・・・

奈良県桜井市のさくらい補聴器「聞こえの相談室」ブログをご覧いただきありがとうございます。毎週、金曜日に更新をしています。

奈良市からお越しの90歳Kさま、20年前まで(なんと70歳まで!)看護師として仕事をしておられた向上心のあるお客様です。耳鼻科の先生からも、そろそろ「補聴器のやりどきと言われました」とご来店。お年を考えると、今!というタイミングは大事です。

指が器用でおられること、マスクもするしメガネもかけるし耳周りがにぎやかだからと、耳かけ型より耳あな型をお選びになられました。なんでも一生懸命に取り組まれるKさま、納品後に補聴器の装着を頑張ってくださいましたが、なかなか上手くいきません。

といいますのは、Kさまの外耳道(耳の穴のトンネル)は、入口からすぐのところでクイッと曲がっています。この耳穴をされている方は補聴器を入れるのが難しく、ただ反対に入ると落ちにくいので、これも一長一短、「チャレンジするわ!」と頑張っていただきましたが、音を上げられました。

これは、やってみないと分からないのです。そのため当店では、お買上後3か月以内でしたら、耳あな型から耳かけ型に交換をさせてもらっています。

試聴の時に体験して頂いていたので、「はあーやっぱりこっちが楽やわ~!」とKさまも安堵されました。さっと装着できるのに半年近く頑張られた方もいらっしゃいます。どちらが正しいとかではなく、これも個性。「聞こえ」のために補聴器とお友達になってもらえるよう、一緒に伴走して、何がベストかを考えます。どうぞご相談くださいね。

こちらはワイヤータイプ耳かけ型補聴器ケースの蓋を開けたところです。「右」「左」と印字してあり、補聴器をどのようにセットするのか絵で描かれてあります。丸い穴は電池を置いておくところ。とっても親切です。日本製のリオネット補聴器は他にも、電池をプラスマイナスどちらの向きで入れてもOKなど、毎日の何気ないことに対してやさしい仕様です。

今月の補聴器相談会は8月19日(月)です。
来月は9月9日(月)・30日(月)です。
ご予約は℡ 0744-35-6736まで。


※補聴器は、使用開始前に適切なフィッティング調整が必要です。
※適切なフィッティング調整とは、補聴器の選択・調整・補聴器による聞こえの確認や評価で、これらによって効果が発揮されます。
※装用者のきこえの状態によっては、その効果が異なる場合があります。

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