施設に入る前に補聴器を合わせましょう

奈良県桜井市のさくらい補聴器「聞こえの相談室」ブログをご覧いただきありがとうございます。毎週、金曜日に更新をしています。

Sさま96歳、Nさま100歳、施設に入っておられるお客様のお話しです。

Sさまは82歳の時に当店で補聴器をお買上くださいました。その当時から娘さまご夫妻と来店されていましたが、いつしか杖を必要とされ、車いすになられ、ご来店が減り、そしてコロナになってからは娘さまご夫妻が毎月のメンテナンスにお持ちくださいます。

きちんと毎月ご来店ですので、そのご様子もお伺いし、施設でのお元気な話も聞かせてもらっています。そうです!お会い出来なくても元気!元気!ちゃんと補聴器は自分で管理して毎日電池を入れ、装着も全部ご自身でされています。「これがあるから施設でも話が出来る」とご愛用下さっています。施設に入ったからといって、執事?がいるわけでなく、ある程度は自分のことは自分でできなくてはいけません。そんな時に聞こえなければとても困ります。(↓Sさまの補聴器)

Nさまは今年100歳。東京のお嬢様からご連絡をいただき、施設から外出許可で来店くださいました。とても穏やかな奥様。翌日には耳鼻科にも行ってもらい、車いすでの移動はあるものの、うらやましい位とてもお元気です。補聴器をつけるのは初めてですが、聞こえやすいとお喜びになられ、手も上がるので練習次第でご自身で着けられるかな~とチャレンジ精神旺盛です。お嬢様もよかった~とホッと一安心されました。

一度施設で試していただいて、不都合があればお伺いするなどと、これからの方向性も話していましたが、翌日お嬢様から連絡がありました。「施設では申し訳ないがつけないでほしいと言われました・・・」と。

ご高齢になると新しい習慣が難しいこと、手助けが必要になったときにスタッフの数では難しいこと、補聴器がなくなった時に対応できないこと、などなど・・・

大好きな家族の声を聞く、仲間とおしゃべりをする、ボケと突っ込みで笑う、年齢を重ねていき、聞こえが低下するとだんだん出来なくなります。その前に対処することで何とかなるのを知っているので、補聴器は今の現状を維持する効果があるのを知っているので・・・仕方がないとはいえ、心の中でモヤモヤしたものを感じました。

今月の補聴器相談会は10月28日(月)です。
来月は11月11日(月)・25日(月)です。
ご予約は℡ 0744-35-6736まで。


※補聴器は、使用開始前に適切なフィッティング調整が必要です。
※適切なフィッティング調整とは、補聴器の選択・調整・補聴器による聞こえの確認や評価で、これらによって効果が発揮されます。
※装用者のきこえの状態によっては、その効果が異なる場合があります。

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