聞こえることの大切さ

奈良県桜井市・認定補聴器専門店さくらい補聴器「聞こえの相談室」ブログをご覧いただきありがとうございます。毎週、金曜日に更新をしています。

還暦を過ぎました。ここ10年、同級生とお食事に行ったときの話題は「メニュー見える?」から始まっていました。ところが2-3年前のある同窓会で初めて、「俺、やばいねんけど、おまえ、聞こえるか?」となり、「大丈夫!」とか「ちょっと無理」とか「たまにあかんときがある」とか皆が口々に言いだしました。この会話が出た居酒屋の環境は、ガヤガヤとした中での話し声、食器の音がカチャカチャ、それが全体のフロアーに響く・・・と、実は一番聞こえづらい場所だったのです。

年齢を重ねるとともに、膝が痛い、腰が痛い、歯医者通いがしょっちゅうなどなど、色々なことが出てきます。平均寿命は延びていますが、体の機能の生理的な老化は誰にでも起こっています。つまり、「聞こえ」の衰え=加齢性難聴は生理的な老化で自然なことです。

ところが、加齢性難聴は少しずつ進むため、聞こえにくさに気づきにくく、困っていることに実感できません。また実際に何度も聞き返しがあっても、相手の声が小さいからと問題にしなかったり、たまたま~とかまだ大丈夫~とか、命にかかわる問題ではないためしっかりと向き合わない方が多いです。

歯も目も足も耳もどこもかしこも長持ちさせるために、自分の身体に耳を傾け、痛みはないかはもちろんだけど、いつもと違わないか、毎日調子よく過ごせているか、よく眠れているか、腹八分目か、しっかり噛んで食べているか、胃腸は問題ないか等々、自分の身体にしっかりと向き合うことが大事ですよね。若いときは多少暴飲暴食や夜更かししても、翌日に持ち越さずシャキッと復活するのが当たり前でしたが、どんどん「あれっ?」が増えてきます。

その中の一つ、「聞こえ」が取り残されるとどうなるでしょうか?

こちらは2024年11月の新聞記事です。イギリスの医学誌のランセット委員会では毎年、このような記事を発表しています。「認知症に14のリスク要因」「全て取り除けば45%予防可能」とタイトルにあります。また、2017年の国際アルツハイマー病会議で「認知症の予防できる要因のうち、最大のものが難聴である」と発表され、「難聴」を対策することで「うつ」や「社会的孤立」も防ぐことが可能になると言われています。

そして、この「難聴」は中年期に対策が必要とされていますが、ここで質問です!中年期とはいったい何才のことでしょうか?

答えは45~65才!えーなんですって!難聴って高齢者の病気じゃないの?という声が聞こえそうですが、これは病気ではなく老化現象であり、高齢期になる前の中年期で対策が必要なのです。

想像してみてください。みんなで話をしている中にいても、会話に混じれない寂しさ。みんなが笑っていても分からないつまらなさ。いつかの話だけでなく、もし今、え?え?と聞き返しが多かったり、テレビの音がうるさいと嫌な顔されていたり、聞き漏らさないよう常に集中して疲れる自分がいたりするならば、この聞こえないことの重大さは、今の問題であり、将来の問題でもあります。

統計では65歳の3分の1は難聴と言われています。自分の聞こえは全く問題ないのか、何か治療で改善するのか、あるいは今から対策が必要なのか、中年期(45~65才)の間に気づいておくべきことなのです。どうぞご相談ください。

今月の補聴器相談会は4月7日(月)・21日(月)です。
ご予約は℡ 0744-35-6736まで。

認定補聴器技能者 吉川ひろみ


※補聴器は、使用開始前に適切なフィッティング調整が必要です。
※適切なフィッティング調整とは、補聴器の選択・調整・補聴器による聞こえの確認や評価で、これらによって効果が発揮されます。
※装用者のきこえの状態によっては、その効果が異なる場合があります。

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