補聴器の耐用年数は5年

奈良県桜井市のさくらい補聴器「聞こえの相談室」ブログをご覧いただきありがとうございます。毎週、金曜日に更新をしています。

補聴器を10年もたせるために・・・」でも書きましたように、障害者総合支援法における補聴器の耐用年数は5年と定められてます。なぜなら補聴器は、精密機器のため汗や汚れに大変弱く、使用する環境やメンテナンス不足によって故障が発生しやすく、そのため「使用開始から5年間」が一つの目安になっています。

隣の市の耳鼻咽喉科で補聴器を購入された90歳のHさま、桜井市のお嬢様宅に引っ越してこられましたが、「補聴器してるのにちゃんと聞こてえないのと違うかな?」と気づかれ、ご相談に来店です。

5年前に聴力が低下してご自身で耳鼻咽喉科に受診、補聴器装用に至ったところまでは良かったのですが、病気でもないのに病院に行くのもね~と購入したまま補聴器のメンテナンスにも行っておられず、聞こえの低下にも気づきにくかったご様子で、ご同居してみて「聞こえ」の不十分さに気づかれました。

しばらく受診をされていないことから、桜井市内の耳鼻咽喉科をご紹介し、再度聴力測定など検査をしてもらい、そしてお持ちの補聴器の調整を行いました。「よう聞こえるようになったわぁー!」とお言葉をいただき、その後も母娘さまで毎月メンテナンス、補聴器の点検や清掃、その後の「聞こえ」のご対応など行っていました。

が、何か月後かのメンテナンスで「あれ?」右の補聴器の音が歪んでいます。Hさまも「右が聞こえにくいの」と自覚されていて、「そういえばこの補聴器を買ってからちょうど5年ね」ということで、内部の故障により同じメーカーの補聴器を新調されました。

補聴器は確かに5年過ぎると故障が増えてきます。毎日の掃除の大切さをお話しし、店頭での定期メンテナンスにきちんと来て下さる当店のお客様は、平均7年お使いいただいております。

今月の補聴器相談会は7月22日(月)です。
来月は8月5日(月)・19日(月)です。
ご予約は℡ 0744-35-6736まで。


※補聴器は、使用開始前に適切なフィッティング調整が必要です。
※適切なフィッティング調整とは、補聴器の選択・調整・補聴器による聞こえの確認や評価で、これらによって効果が発揮されます。
※装用者のきこえの状態によっては、その効果が異なる場合があります。

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